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なぜ富士フイルムが?エボラ出血熱の治療薬「アビガン錠」 [ビジネス]

なぜ、富士フィルムが?って方も多いでしょう。
富士フイルムホールディングスは11日、子会社の富山化学工業が開発した「アビガン錠」について、年末から年明けにもエボラ出血熱の治療薬として国際的に承認される可能性があるとの見通しを示した。(11日 ロイター)


富士フイルムが?エボラ出血熱の治療薬「アビガン錠」


エボラ出血熱は、エボラウイルスによる急性熱性疾患 最近では、エボラウイルス病(Ebola virus disease: EVD)と呼ばれることもあります。 致死率は60%を越えるとも言われます。 エボラ出血熱ウイルスに対するワクチンはないそうです。

エボラの名は、1976年初めてウィルスが発見されたスーダン男性の出身地がザイールのエボラ川付近であったことによる。



富士フイルムによると、「アビガン錠」は既にフランス、ドイツなどで治療のために投与され治癒したそうです。
「アビガン[レジスタードトレードマーク]錠200mg」のエボラ出血熱患者への投与について(2014年10月6日) http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_0918.html

「アビガン錠」は、抗インフルエンザウイルス薬のファビピラビル (Favipiravir) の商品名です。 富山大学医学部と富山化学工業が共同研究で開発したRNA依存性RNAポリメラーゼ阻害剤である。この作用によりインフルエンザウイルスの細胞内での遺伝子複製を阻害し、増殖を防ぐことができます。

インフルエンザウイルスのみならず、エボラ出血熱ウイルスやノロウイルスなどの治療薬として期待されているそうです。



富士フイルムホールディングス株式会社は、2006年「富士写真フィルム」から商号変更し、同事業を引き継いだ
「富士フイルム株式会社」、「富士ゼロックス」、「アビガン錠」を開発した「富山化学工業」などを傘下におさめている。

富士フイルムの事業分野の一つとして「ヘルスケア」事業がある。
「ヘルスケア」とは、「予防」「診断」「治療」の領域に分けられる。

「富士写真フィルム」時代からの写真フィルム材料研究から高度な材料化学技術を生かしたスキンケア製品「ASTALIFT」やサプリメント「メタバリア」「オキシバリア」は「予防」の分野です。

真皮の70%を占めるコラーゲンはフィルムの主原料ですし、
写真の色あせ対策の酸化防止は肌のシミ対策として活用できます。
写真フィルムの感光・発色改善のためのナノテクノロジーは、肌への成分の浸透・吸収の改善に役だっています。

「治療」の分野では、「アビガン錠」の「富山化学工業」は2008年連結子会社とし医薬品事業に本格参入しました。
「Armed抗体」を利用した抗がん剤FF-21101は、がん細胞に特異的に結合する抗体に放射線を発する物質などを結合させ、がん細胞を攻撃する作用を持たせた抗体医薬品で、「ペルセウス プロテオミクス」が開発、委託会社である「富士フイルム ダイオシンス バイオテクノロジーズ」で製造、「富士フイルムRIファーマ」で開発を進めるという、富士フイルムグループのシナジーを活用した画期的な新薬候補です。


富士フィルムといえば、「お正月を写そう」って流れるテレビコマーシャルが懐かしいですね。
カメラでは、レンズ付きカメラ「写ルンです」もフジでした。

個人的には、ポジフィルムの「REALA」の落ち着いた色感が好きでよく使っていました。
フィルムカメラも過去ですね。


「アビガン錠」で、多くの命が救われることを願います。


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